喘息といえば小児期のイメージをしている方が多いですが、大人になって発症することも多い病気です。
普段は症状がないために、放置されていますが早期に治療を開始することで、将来の不安を取り除けることがあります。 咳が出始めると止まらない、夜中に咳が出て眠れない、風邪がなおっても咳が止まらないなどの経験をお持ちの方は気管支喘息が隠れているかもしれません。
当院では呼気NO検査など精密な診断機器を用いて正確な診断のもと治療を行います。また治療の中心となる吸入薬は院内処方となり、当院自ら吸入指導を行う体制を整えています。

タバコを吸ったことがある方で、咳や痰が続くときや少しの運動で息切れを感じるときは、COPDが隠れているかもしれません。COPDは早期の診断と治療、呼吸リハビリテーションで進行を遅らせることができます。
当クリニックでは、胸部レントゲン検査、スパイロメトリーやモストグラフなど精密な診断機器を用いて正確な診断のもと治療を行うことができます。また呼吸リハビリテーションを行うリハビリ室を併設しておりますのでお気軽にご相談ください。

現在もタバコを吸っている方だけでなく過去に吸っていた方、家庭や職場で粉塵・ホコリがある環境で過ごされている方は、肺の精密検査をおすすめします。
特に血が混じった痰が出る、咳が止まらない、胸が痛いなどと感じたときは注意が必要です。検診で異常が見つかったときは胸部CT検査をおすすめします。
当クリニックでは、受診された当日に胸部レントゲン検査、血液検査を行い、肺癌を疑った際には迅速に近隣の病院での精査、治療を提供します。

主な症状は発熱・咳・痰などで風邪とよく似ており、放置している方が多いのですが、重症化すると治療に期間を要する場合があります。細菌やウイルスなど病原微生物の感染の他に関節リウマチなどの病気、薬の副作用、羽毛やカビなどに対するアレルギーなど原因は様々です。原因不明の肺炎とされる間質性肺炎も放置すると手遅れとなり、早期の治療介入が必要な肺炎ですので早めに受診してください。

睡眠時無呼吸症候群（SAS= Sleep Apnea Syndrome）は、睡眠中にたびたび呼吸が止まる病気です。
無呼吸によって心不全、不整脈、狭心症・心筋梗塞、脳卒中の発症リスクが高まります。
ご自身では睡眠中の無呼吸なかなか気づけないこともあり、発見・治療は遅れます。現在、国内では潜在患者を含めると300～400万人の方が睡眠時無呼吸症候群にあたると推定されていますが、そのうち治療を受けているのは1～2割程度に留まっています。
無呼吸やいびきを指摘されたとき、起床直後や日中に睡眠が不足しているような症状がある場合には、お早目に当院にご相談ください。当院で診断から治療まで行いますので、ご希望の方はまずは電話にてお問合せください。

呼吸のはたらきを助けるために、必要に応じて酸素を吸入していただきながら、ご自宅で療養していただくことがあります。
当クリニックでは、息の苦しさを和らげ、不安なく療養していただくために専門的な呼吸リハビリテーションを行っています。無理なく身体を動かし、正しい呼吸の方法を習得していただくことで、活動の幅を広げることが可能です。現在在宅酸素を使用している方も当院で呼吸リハビリテーションを行って離脱・減量を目指すことを目標としております。